23Mar
春はあけぼの それとも 春眠暁を覚えず
こんばんは 第2第4火曜日担当のたかだっちです。
四季のある日本では春は夜明けごろがとってもいい感じでお勧めですよと1300年前の人から長く言われているのに、これまた1300年前の人が全然別のところで、春は暁に起きてくるのは難しいと。まあ理由は気持ちよく眠れるのでつい寝坊してしまう、とも春は明るくなるのが早いのでいつもと同じに起きても夜明けには間に合わないとも解釈されていますが、なにせ早起きの昔の人でも早朝に起きてくるのが難しかったらしい季節。
暁とは関係なくポカポカと気持ちの良い日中に乗り物に乗っていようものなら、揺れに乗じてうとうとが止まらないわたしですが、例年よりも早く桜が咲き始めたこの時期やたら眠いという声はよくお聞きします。
なんでですかねえ、と考えたらそれはやはり自律神経の作用なんでしょうね。
良い睡眠についてや寝つきについてはこのブログでも何度も登場していますので#睡眠や右のカテゴリーから飛んでいただくといいと思います。
春の眠さと身体の中のこと
この時期特有の眠さ、に限定してお話すると
・自律神経がうまくスイッチできなくて寝るべき時に眠れていないことからくる眠さ
・骨盤の開閉リズムと副交感神経優位の状態からくる眠さ
・たくさん消費されるビタミンB群の不足からくる疲労による眠さ
などが考えられそうです。
補足すると、自律神経のリズムが狂いやすいこの時期にしっかりと夜の睡眠がとれていないことから昼間うとうとしているかもしれません。
また骨盤は一日の中でも四季を通じても開閉のリズムを持っているといわれていますが、春は骨盤が開いていきやすく密接な関係の自律神経のうち副交感神経が骨盤が開いているとき(一日で言うと本来は夜に開いて眠りに導きます)優位になりリラックスした状態が続くため眠くなる。
栄養面では代謝に使われるビタミンB群(8種類あります)が、活発になった各器官に供給が追い付かず、エネルギーがないなら活動がストップするしかなくそれが眠気へとつながると考えられます。
なんだか毎回書いている気がしますが、対処法として夜しっかり寝て、栄養を補って、自律神経の働きを整える(=KaQiLa~カキラ~をする 笑)
これに尽きます。
身体の使い方が「奇跡の」とうたわれるだけある
本のタイトルにもついています
自律神経以外にもいろんな面で身体を楽にしてくれるKaQiLa~カキラ~ですが、今日もレッスンの後ロッカーに居合わせた方お二人が、たまたま病院通いがなくなったと意気投合。
大声で分かち合いたいところ、マスク着用の上、声を押し殺しつつも、お一人はひと月に2回は注射を打たないと痛みでどうしようもなくなる首が、もうお一人は4年間かけて病院を渡り歩きありとあらゆる検査と治療を受けても老化ですの一言で片づけられてしまった激痛をともなう五十肩が、気が付くと全く無くなっていた!と熱く語ってくださいました。
にわかには信じられないかもしれませんが、わたしがすごいなあと思ったのはその先です。
お二人とも、それまでは人任せに(病院任せに)していた痛みを自分自身でとることができたことで、どんな風に身体を使えばいいか、興味を持たれたことです。もうあの痛い痛い状態には絶対に戻りたくないから、注意深く身体を扱うようになったとおっしゃいます。わたしが前でお伝えすることを一言一句聞き漏らすまいと、レッスンに参加してくださってるそうです。
なんかもう嬉しくてジーンとしちゃいました。
そんな風に言われたら、がぜん気合を入れ直して、より響く、より伝わる言葉を探さないと!
KaQiLa~カキラ~の魅力はたくさんありますが、お客様が一番驚かれるのは、痛い動きやしんどい動きは一つもないのに身体が楽になる、ところだと思います。
先のお二人もなにも無理はせず(そもそも痛いところがあるから無理できない)にもかかわらずお身体の変化を感じておられました。
なぜ無理もせず、しんどくもないのに身体が整うのか?
それはKaQiLa~カキラ~の動きの連動性に秘密があります。
機能解剖学に基づいている「型」と呼ばれる動きは、静止したポジションが大事なのではなく、そこへ行くまでと戻り方の軌道で動きの目的を果たしていきます。
前へならえの手の位置から万歳の位置へ手を上げるのと、両手で頬を挟んだ状態から万歳の位置へ手を上げるのと、手を上げてしまった後の見た目は同じですが、関節にかかる負荷や使われる筋肉には違いがあります。
人間が動作する時には筋肉は単独で動くことはなく連動して動くので、ひとつの筋肉にだけフォーカスして正しい動きを追いかけるのではなく、むしろ傷んで動かなくなった筋肉や、使わないうちに動きの悪くなった筋肉をほかの筋肉の力を借りてうまく連動(チームとして動くようなイメージ)させていけるかがKaQiLa~カキラ~で身体が楽になるときの秘訣なのです。
そして筋肉一つ一つ、または関連する筋肉どうしのことは解剖学の本に書かれているけれど、カキラで行っている連動性のある動き全部についてはどの解剖学の本にも載っていないのです。
カキラリストになる際にはそれらの基礎を、またカキラリストになってからもその連動性を上手に使えるよう、受講してくださる皆様に伝えられるように勉強します。
養成コースで習う「奇跡」は
自分の身体をスケルトンで見て不具合があったら一目で発見できたらいいのに。
解剖とか血がいっぱい出るのとか恐いけど、便秘かどうか見てわかるとか面白いかも、とかひびが入った骨はそのあとどうやってくっついてるのとか、皮下脂肪が目で見えたらビビるなとか、ちょっと思ったことあるんですけどヘンですか?きっとヘンですね。
でもそんな風に自分の身体を見ることはできないので、代わりに構造を勉強し、現れている痛みや動きから身体の中を知る。身体の中を知る手掛かりの見つけ方を知る。
それが養成コース中に型と一緒に勉強する内容です。
首が痛くなったから一生懸命首を揉む、腰が痛くなったから腰にシップを貼る、痛みや違和感、不快感を身体の一部分でとらえていてはチームとしての身体の能力は全く上がってきません。
KaQiLa~カキラ~の動きは弱いところも健康なところもうまく連動させていく仕組みだと書きました。元々身体はそうやってチームで動いています。
自分で自分の身体のチーム力を上げる方法を惜しげもなく公開しちゃって、学べるところがもう奇跡なんじゃないかなと思います。
実は「奇跡」なんかじゃない
今より未来、30年後の自分はどんな自分ですか?自分の足で歩き、自分の歯で食事し、笑っていますか?その準備をしていますか?遠すぎて想像できないですか。
でもその日は確実に今日の続きなのです。そのためになにを勉強し、どう毎日を過ごすか。一日も早く知って、そして肝心なのはそれを使うこと。
知ったこと、は知っただけではもったいなすぎる。
もったいなすぎるけど、「ああ知ってる知ってる」で終わっている人の方が圧倒的に多いので。声を大にして言いたいのは、使ってこそです。
使って自分を、そして周囲の人をも巻き込んで笑顔にすること。
KaQiLa~カキラ~を知ってもらえたら、ご自身の身体の奇跡に出会えるかもしれない。
KaQiLa~カキラ~をより深く知ってもらえたらそれは全然奇跡でもなんでもないってことが分かってもらえるに違いない。
最後に養成コースのご紹介をしておこうと思います。
ひとりでも多くの人に笑顔になっていただきたいなと思います。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
国内外の仲間と毎日更新しています。